溶岩 チューブ。 日本の探査機、月の地下に巨大な空洞を発見。いったい何がすごいのか? « ハーバー・ビジネス・オンライン

地下空洞が見つかったのは、月の表側(いつも地球から見える面)の西にある、「嵐の大洋」の中のマリウス丘と名づけられた場所である。 このような縦孔から溶岩チューブ内部を探査できれば、多くの科学的課題を解決する糸口になるだろうと春山助教は言います。 そして研究チームがデータを詳しく解析したところ、マリウス丘の縦孔付近で、他の場所にはない反射波が見られた。 「南西側に水平のトンネルを見つけてその奥を調査した」とシグルザルソン氏は振り返る。 溶岩チューブがあることが確実になれば、レーダデータによる溶岩チューブの分布と、その場所の溶岩の年代とを合わせて、いつどのような「溶岩の噴出があったのか、という歴史を解明できるでしょう。 「なんで、ないんだ!」と、私はついに一人で怒鳴りだしてしましました。 ハワイ火山国立公園(所在地:ハワイ島)の人気スポットで知られている溶岩トンネルのサーストン・ラバ・チューブ(Thurston Lava Tube が3月26日 金 より再オープンしたことを発表しました。 ちょっとだけ修正して正しくすると: 「溶岩チューブは、火山の噴火で溶岩が流れ出し、それが冷えて上部表面は固まっているが表層部の下では溶岩が流れ続けることで形成される。 今回の研究結果を示した図。
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他の場所、つまり地下までぎっしり土がつまった場所なら、電波は地表に当たって返ってくるだけである 月探査機「かぐや」による観測の様子 想像図
その結果、たしかに地下に空洞が、それも床から天井までの高さ約数十から200m、幅約100m、そして全長50kmにもおよぶ、広大な空洞が広がっていることが確認できたという ちなみに月の縦孔は、このマリウス丘以外にも、「アポロ11」が着陸した場所としても知られる「静かの海」の中や、月の裏側にある「賢者の海」でも見つかっている
さらに、のちに米国の月探査機「ルナ・リコネサンス・オービター」がこの孔を斜め方向から観測したところ、この孔の底が、試験管の底のようなお椀状ではなく、ほぼ平らになっており、さらに奥行きのある空間が広がっていることも明らかになった 「かぐや」は2009年にすでに運用を終えているが、その観測データはいまなお、多くの研究者によって分析や研究が続いている
溶岩が海に流れ出した後には、迷路のようなトンネルが残される 調査チームのアイナル・ステファンソン(Einar Stefansson)氏(左)とビョルン・オラフソン(Bjorn Olafsson)氏が見上げている
もし、縦孔の地下に人がる空洞が溶岩チューブでなかったら、それはそれですごい発見になります 「南西側に水平のトンネルを見つけてその奥を調査した」とシグルザルソン氏は振り返る
この場所にはもともと、2009年にふしぎな「縦孔」が見つかっている これが溶岩チューブである
『人類はふたたび月を目指す』では、春山助教が今までの宇宙開発を振り返りながらその展望を語ります 月の謎の地下空洞「溶岩チューブ」 月に地下空洞がある
けれども内側の溶岩は冷やされず溶けたまま流れ続けるのです 通常のカメラでは孔があることや、その形くらいしか見えないが、この装置は電波を月に向けて出し、ぶつかって返ってきた反射波を分析することで、通常のカメラでは見えないような、地下数kmがどうなっているかを調べられるという特徴をもっていた
これが溶岩チューブである 例えば、マグマが上昇し、その後、溶岩噴出をせずに地下へ後退したようなケースです
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